めまいの主な検査|天童市の耳鼻咽喉科|南町耳鼻咽喉科

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めまいの主な検査

眼振検査

めまいがあるときに、からだの平衡に乱れが生ずるのと同じように、眼にも乱れた動きが現れます。 眼が振り子のように動くので、これを眼振といいます。眼振は、一般に何かを見つめているときより、眼を遮ったときによく現れます。昔は、暗い部屋で特殊な眼鏡(フレンツェル眼鏡)をつけて検査していましたが、現在は赤外線CCDカメラを内蔵したゴーグル(フレンツェル赤外線眼鏡)を使用します。このゴーグルをつけると患者さんの目の前は暗くなりますが、検査をしている人からはよく目の動きが観察できます。ゴーグルをつけて、左右に首をひねったり、上向いたり下向いたり、色々な位置に動かして眼振の様子を検査します。目の動きの乱れは、からだの平衡が乱れるほどひどくないときでも、からだの平衡の乱れを反映するので、眼振の検査をすることによって異常を詳しく分析することができます。

きこえの検査

純音聴力検査:聞こえの状態を調べる一般的な検査です。人間が聞くことが出来る125ヘルツから8,000ヘルツまでの周波数の範囲を検査します。めまいに関連する疾患では低音域のみの難聴が起きている場合などがあり、はっきりと難聴とは自覚がない場合もあり検査によって障害部位がはっきりとします。